KEX(仮想通貨取引所)から外部ウォレットへ送金する手順について
はじめに
目次やら最新情報やら注意書きを以下に整理しています。初めての方はご一読を。 bec-10.hatenablog.com
やりたいこと
- KEXのウォレットから、外部ウォレットに仮想通貨を送金する
前提条件
- KEXのアカウントを持っている
- SMS認証またはGoogle二段階認証が済んでいる
- 本人確認が済んでいる
仮想通貨の送金
個人画面にて、送金したい仮想通貨を選んで、Withdrawalsをクリックします。
今回はRIAを選択。以下のような送金画面へ遷移します。
送金情報の入力
RIAの送金画面を例にとって解説していきます。 どの仮想通貨でも、画面の見方や入力項目は基本的に同じだと思いますが、仮想通貨特有の仕様などに基づいて細部が異なる可能性があるので、ご了承ください。
画面上部は送金情報の入力、画面中央少し下には注意事項、画面下部は送金履歴です。まずは上から。
【AvailableRIA】
送金可能なRIAの枚数です。個人資産画面でいうFree assetsのこと。
【Withdrawal address】
送金先のウォレットアドレスを選択します。
事前に、送金先のウォレットアドレスを登録しておく必要があります。手順は以下の記事を参照。
KEX(仮想通貨取引所)で送金先ウォレットアドレスを登録する手順について - IT企業戦士BEC
【Withdraw Amount】
送金手続きを行うRIAの枚数を入力します。
ここで指定した値から、以下の送金手数料を差し引いた値が、実際の送金枚数となります。
【Withdrawal Fees】
送金手数料の計算式と、実際の送金手数料です。Withdraw Amountで指定した値に応じて、自動計算されます。
手数料は、送金枚数に拠らない基本手数料(Network Fees)と、送金枚数に応じた従量課金の手数料(Withdrawal Fees)の、2種類あります。仮想通貨の種類によって手数料は異なります。
ここで表示されている値が、Withdraw Amountで指定した値から差し引かれます。Withdraw Amountと別に費用請求されるわけじゃない、という点に注意です。
- 例えば、Withdraw Amountに1000と入力して、Withdrawal Feesが100だったら、900が実際の送金枚数になります。この方式、分かりづらいから嫌いなんだよなあ…
- 仮想通貨ごとの送金手数料は、以下の公式ドキュメントに一覧が載っています。II.Fee Schedule ってところです
https://www.kex.com/about/about.html?id=143- 主要な仮想通貨の、日本円換算の送金手数料は以下の記事に。ご参考までに
KEX(仮想通貨取引所)の手数料や送金制限について - IT企業戦士BEC
【Trade Password】
取引用パスワードを入力します。
【Message verification code】【Google verification code】
SMS認証とGoogle二段階認証です。いずれか一方を入力すればOKです。これ重要。
- 両方を入力しても、特に問題はないようです
- 初めは両方とも入力必須だと思っていたのですが、下の方にある赤字の中国語の脚注で補足されていました。こんな大事な説明、せめて英語表示してよ…。あってよかったGoogle翻訳マジ便利
送金の実行
ということで、以下のような感じで送金してみます。送金先は、TRIAMのウォレットです。
Submit Withdraw Orderをクリック。各項目が正しく入力されていれば、以下のような表示が。
- 本人確認が完了していない場合、エラーとなります。なりました
- 当然ですが、Withdraw AmountがAvailableRIAを超えてもダメです。ダメでした
- 取引用パスワードは、10回連続で入力ミスしてしまうと、パスワードがロックされるようです(おそらく)。サポートに問い合わせればロック解除してくれるはずですが、入力ミスにはくれぐれもご注意を
送金履歴の見方
送金履歴がつきました。
履歴の各項目の内容は以下の通り。
【Withdraw time】
送金の実行日時です。
ステータスが更新されても、あくまで送金時の日時が表示され続けます。ちょっと紛らわしい。
そう言えば今まで触れていなかったですが、ここに限らずKEXの時刻表示は、日本時刻より1時間遅れています。
日本と韓国は時差がないのにおかしいなあ…と思ったら、どうやら中国時刻で表示されているようです。韓国なのか中国なのかシンガポールなのか、結局KEXってどこ主体なんだよ!!
【Withdraw Address】
送金先のウォレットアドレスです。末尾には、Noteで入力した文字列が表示されるようです。
【Withdraw Amount】
実際の送金金額です。
送金時に入力したWithdraw Amountとは違い、送金手数料を差し引かれた値となっています。
【Fees】
発生した送金手数料です。
【Status】
取引の承認状況です。
自分が確認できた限りでは2種類、Waiting for Withdrawlが承認中、Withdraw Successfullyが承認完了を示しています。他にもあるかも。
【Note】
送金の承認前であれば、Cancelをクリックすることで送金をキャンセルできます。
承認完了後であれば、…空欄でした。自分が確認できた限りでは。
Noteという項目からして、送金先ウォレットの登録時にNoteの項目で入力した文字列が表示されそうですが、そうではなさそう。よくワカラン…
送金完了まで
待つこと約10分、KEX側で送金が承認されました。
送金先のTRIAMの履歴も確認。ちゃんと着金してますね。メモ欄も、送金先ウォレットの登録時に指定したものになっているはず。
終わりに
- 手数料たかいよ…300RIAどぶに捨てたよ…
- ちゃんと値上がりしてよねRIAちゃん!!
キーワード
仮想通貨,暗号通貨,取引所,韓国,シンガポール
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