IT企業戦士BEC

さとは親戚。

KEX(仮想通貨取引所)でウォレットアドレスを新規作成して送金する手順について

※2018/8/7追記 ウォレットとウォレットアドレスを混同して記載していたので、内容修正しました。

はじめに

目次やら最新情報やら注意書きを以下に整理しています。初めての方はご一読を。 bec-10.hatenablog.com

やりたいこと

  • KEXで、他のウォレットからの送金を受け付けるために、KEXでウォレットアドレスを発行する
  • KEXのウォレットに、外部のウォレットから仮想通貨を送金する

前提条件

  • KEXのアカウントを持っている
  • KEX以外の仮想通貨取引所で、KEXで扱っている仮想通貨のウォレットを所持している

個人資産画面の見方について

KEXにログインして、画面上部にあるAccount Centerをクリックします。すると、以下の画面に遷移します。
f:id:bec_10:20180729103428j:plain 画面中央の一覧について、各列が何を示しているかは以下の通り。
【Currency name】
仮想通貨の名前(種類)です。
BTCやETHは日本でも馴染み深いですが、ほとんどが聞いたことないものばっかり。

【Free assets】
現在取引や送金が可能な仮想通貨の枚数です。

【Frozen assets】
現在取引中の仮想通貨の枚数です。
上記のFree assetsとは区別されていて、取引の承認待ちや外部ウォレットへの送金の承認待ちのものは、こちらでカウントされます。

承認待ちのコインは他の目的で更に利用できないので凍結(Frozen)されている、ということかと。承認されれば(コインが取引or送金されれば)、枚数は0になります。

【Total】
Free assetsとFrozen assetsの合計枚数です。

Free assetsが実質的な所持枚数なんだからわざわざ合計しないでも…と思いますが、Frozen assetsは承認待ちの状態ならば取引or送金をキャンセル可能であり、実際にコインが消費される前の段階なので、所持している扱いなんだと思います。

【Operation】
クリックすることで、仮想通貨に対する操作を行う画面へ遷移します。
ここでは、Recharge(外部ウォレットからの入金)とWithdrawals(外部ウォレットへの送金)の2つの操作が可能です。

【Trade】
クリックして基軸通貨を選択することで、仮想取引画面へ移行します。
今のところ、選択できるのはUSDTのみです。今後、BTCやETHでも取引できるようになるんでしょうかね?

【Total asset】
画面右上にあるこの表示は、全仮想通貨の合計金額のはず。
はず、というのは、単位(通貨)がよく分からないから…。¥マークがあるけど日本円じゃないだろうし、ウォンでもなさそうでし、当然ドルでもないだろうし。

適当に調べたら、¥マークは人民元の通貨記号でもあるみたいです。適当にレート換算したらそれっぽい値が出たので、たぶんあっているかと…(自信薄)。韓国の仮想通貨取引所なのになんで人民元なんだろ。

ちなみに、上部にある「The currency in which the asset is 0」に✔を入れると、所持枚数が0の仮想通貨が非表示になります。こりゃ便利。参考画像は以下。
f:id:bec_10:20180729110931p:plain

ウォレットアドレスの新規作成方法について

以下、ここではETHを例にして解説していきます。ETH以外でも基本的には同じ手順です。
さて、ここからが本番。さきほどの個人資産画面で、ウォレットアドレスを作成したい仮想通貨のRechargeをクリックします。すると、以下の画面に遷移します。
f:id:bec_10:20180729112751j:plain 初期状態ではウォレットアドレスが存在しないので、赤いボタン「Click to get the Deposit address」をクリックしましょう。以下のように、ペロッとウォレットアドレスが払い出されます。これでお終い。超簡単。
f:id:bec_10:20180729112923j:plain

作成したウォレットへの送金方法について

ここまでは前座、いよいよ実際にKEXのウォレットへ送金してみます。
今回は、海外の仮想通貨取引所であるBinanceからETHを送金します。

bitFlyerCoinCheckなど、日本の仮想通貨取引所からでも問題ありません。KEXに送金したい仮想通貨(今回で言えばETH)を扱っている取引所であれば、国内海外を問わずなんでもOKです。

BinanceのETHの送金画面は以下。
f:id:bec_10:20180729115019j:plain 送金先のウォレットアドレスには、さきほどKEXで新規作成したETHのウォレットアドレスを指定します。
送金金額は、ここでは0.02685085を指定。送金手数料が0.01かかるので、それを差し引いた0.01685085がKEXのウォレットに送金されるはず。ということで送金ボタンをポチっと押してみます。

送金にあたって必要な入力情報や送金手数料は、送金元の取引所によって大きく異なります。KEXとは関係ないため説明は省きますが、利用する取引所の説明などを事前によく確認してから送金するようにしてください。

話の本筋から脱線しますが、実際にKEXのウォレットにETHが入金されるまでは、以下の段取りを踏みます。
 ①BinanceのウォレットからKEXのウォレットへETHを送金する
 ②BinanceがETHの送金を承認→承認完了
 ③ETHのブロックチェーンが取引を承認→承認完了
 ④KEXがETHの入金を承認→承認完了
 ⑤KEXのウォレットにETHが入金される
それぞれの進捗は、①②はBinanceの取引履歴、③はETHブロックチェーンの取引履歴、④⑤はKEXの取引履歴を確認すれば分かります。というこで、①②③は正常に完了したものとして、④⑤について解説していきます。

  • ②③④は自分の理解を書いているだけなので、必ずしも正確ではないかも。あくまでイメージってことで
  • 取引所ではない個人ウォレットからの送金の場合は、②④は存在しないので送金がスピーディになります(で合っているよね?)

KEX側のETHのRecharge画面を確認します。上記の③まで正常に完了していれば、以下のように履歴が追加されます。
f:id:bec_10:20180729115912j:plain 履歴の各項目の内容は以下の通り。
【Last update】
履歴の最終更新日時です。KEXの承認が進むのにあわせて更新されていきます。

【Deposit address】
送金先のウォレットアドレスです。送金元ではない点に注意。
当然、同画面に表示さているKEXのETHウォレットアドレスと一致します。この項目、意味あんのかな…。

【Deposit amount】
送金金額です。 送金時に発生した送金手数料を差し引いた金額になっているはず。

【Confirmation】
取引の承認状況を示す番号です。
承認中の最初は0で、承認が進むにつれて値が増えていくようです。ETHの場合、10になると承認完了となります。

仮想通貨によって、承認完了を示す値が異なるようです。BTCは3、LTCは6だとか。ブロックチェーンの仕組みの違いによるのかな。

【Status】
取引の承認状況です。
自分が確認できた限りでは2種類、Waitingが承認中、Deposit succeededが承認完了を示しています。他にもあるかも。

ということで、承認完了まで待ちましょう。今回は、数分後に承認完了となりました。
f:id:bec_10:20180729122726j:plain 承認開始から完了まで、2分30秒。早い…のかな。送金先の承認時間は今まで着目したことがないので、よく分からない。

  • 必ずしも数分で承認完了するとは限らず、送金金額や取引所の処理量に大きく影響されると思います。KEX側で履歴がついたらあとは時間の問題なので、気長に待ちましょう
  • どちらかというと、送金元の取引所の承認完了で時間がかかるケースが多いと思います。某DMMbitcoinでは、承認完了まで12時間かかった実績があります。利用する取引所の送金の承認時間の目安は確認しておきましょう
  • 海外の取引所は、日本の取引所と比較して承認が早めです。すぐに現金化する予定のない仮想通貨は、海外の取引所か個人ウォレットに送金して保管しておけば、今回のように外部ウォレットへ送金するときにスムーズにいけますよ。という余談

最後に、ちゃんとウォレットの残高が増えているかを確認します。
個人資産画面のETHの行を見てみましょう。 f:id:bec_10:20180729123730j:plain ちゃんと増えていますね! 端数が切り捨てられているのは気にしないことにします…。

終わりに

  • ここまで来れば、あとは実際に取引するだけですな
  • 本家でKEXの解説を始めたみたいで、当ブログの存在価値が失われつつある今日この頃
  • ちゃんと記事を書くと時間かかる…。遅筆ですみません

キーワード

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